90/180日ルール
短期滞在の旅行者は、シェンゲン圏にどの180日間でも90日までしか滞在できません(規則(EU)2016/399 第6条第1項)。「どの180日間でも」なので決まった半年ではなく、滞在する毎日、その日を含む直近180日をさかのぼって、シェンゲン圏にいた日を数えます。入国日は滞在の初日、出国日は最終日としてそれぞれ1日です。居住許可や長期ビザでの滞在は数えません。
- シェンゲン加盟国をすべて合算します。フランス30日とイタリア30日なら60日です。
- EU加盟国ではないスイス・ノルウェー・アイスランド・リヒテンシュタインは含み、イギリス・アイルランドは含みません。EU加盟国でもシェンゲンに加わっていない国は数えません。
- シェンゲン圏の外に90日続けていれば、また90日滞在できます。
公式の計算例
欧州委員会の計算ツールのマニュアルにある例です。2024年に1月1〜10日、3月1〜30日、5月1日〜6月9日の3回(計80日)滞在した人が、次に入国する日によって最大何日滞在できるかを、このページの計算式で数え直しました。マニュアルの答え(20・20・50・90日)と同じです。
| 次に入国する日 | 最大の滞在 | 出国期限 |
|---|---|---|
| 2024年6月19日 | 20日 | 2024年7月8日 |
| 2024年8月7日 | 20日 | 2024年8月26日 |
| 2024年8月8日 | 50日 | 2024年9月26日 |
| 2024年9月8日 | 90日 | 2024年12月6日 |
3月の30日間は8月28日から1日ずつ180日の枠から外れます。8月8日に入国すると滞在中に3月の日が順に外れて50日まで滞在できますが、1日早い8月7日だとその前に90日に達して20日で止まります。
このページで計算しないこと
- 国ごとの二国間査証免除協定 — 特定の国にだけより長く滞在できる場合がありますが、国ごとに異なるため計算しません。
- ビザが必要な国籍のビザの有効期間、長期ビザ・居住許可、滞在の目的
- 入国が認められるかどうか — 最終的な判断は国境の審査官が行います。
この計算は目安です。欧州委員会も自らの計算ツールを「補助ツール」とし、計算結果が滞在の権利を与えるものではないと説明しています。出入国の記録は出入国システム(EES)が電子的に残すので、実際の日付はパスポートや航空券で確認して入れてください。
よくある質問
シェンゲンの90/180日ルールとは?
短期滞在の旅行者は、シェンゲン圏に「どの180日間でも90日まで」しか滞在できません(規則(EU)2016/399 第6条)。滞在する毎日、その日を含む直近180日をさかのぼって、シェンゲン圏にいた日が90日を超えてはいけません。180日の枠は1日ずつ動き、シェンゲン加盟国はすべて合算します。
入国日と出国日も数えますか?
はい。入国日を滞在の初日、出国日を滞在の最終日としてそれぞれ1日と数えます。同じ日に入国して出国しても1日です。空港で入国審査を受けずに乗り継いだだけなら通常は数えませんが、入国審査を受けたら数えます。
90日を使い切ったら、いつまた入国できますか?
180日の枠から古い滞在日が1日抜けるごとに、1日ずつまた滞在できます。シェンゲン圏の外に90日続けていれば、また90日滞在できます。このページの「次に入国できる日」が、その日付とその日に入国した場合の最大日数を表示します。
イギリス・アイルランドも数えますか?
いいえ。イギリス・アイルランドはシェンゲン圏ではないので数えません。EU加盟国でもシェンゲンに加わっていない国は数えません。反対に、EU加盟国ではないスイス・ノルウェー・アイスランド・リヒテンシュタインはシェンゲン圏なので数えます。
二国間協定で特定の国にもっと長く滞在できると聞きました。
一部のシェンゲン国は、特定の国と結んだ二国間の査証免除協定により、その国だけにより長く滞在できる場合があります。対象や扱いは国ごとに異なるため、このページはシェンゲン共通の90/180日ルールだけを計算します。外務省の海外安全情報や、その国の大使館で確認してください。
入力した日付は保存されますか?
いいえ。計算はブラウザの中だけで行い、サーバーには送りません。「結果のリンクをコピー」を押すと旅行の日付がリンクに含まれるので、リンクを送った相手にも同じ日付が見えます。